人はなぜあっさりブログの復活宣言を書けるのか


おきゃくやでございます。2012年の秋にあっさり更新を止めてはや1年以上が経過した2014年2月末日、懲りもせずブログ再開の報をここに垂れ流すのであります。代表の浅井は本業もIT業界のミドルエイジ(おっさん)ですが、公私ともにたくさんのブログや、キュレーションを作っては飽き、放置し、閉鎖し、あるいは企画が壮絶に討ち死にすることを繰り返してきましたし、見聞きしてきました。ありとあらゆる理由と共に積み重なったブログのなれの果てのはげ山に、何てことのない検索ワードで辿りついてしまった時の寂寥感も、日本人にとってはもうとっくに日常の物で、お手軽さくさくに廃墟探検のような感覚を味わえるので、お得だと思います。(小波感)

はじめて、やめる

なにかをはじめることや、やめることを超簡単にすることがITの大きな役割であり、功績です。はじめたことを継続させるのも、ITはそこそこ得意だけど、どんなに簡単に継続できる環境を作っても、それを使うのは都市部に住んでいるミドルエイジ(おっさん)だけじゃなくて、ITの習熟度も人生経験もサービスに求めるものも多種多様なひとたちが使うわけで、個人個人のちょっとした環境の変化に際して、はじめることややめることが超簡単な特性に勝てるまでには至っていないのでしょう。類似サービスがたくさんあるのも、資本主義だから当たり前。目に見えない廃墟を色々なひとが気軽な気持ちで作ってきたから、インターネット先生には超面白いコンテンツがタダで読める意味不明な場所を作る人がいたり、驚異的な技術革新が成し遂げられたりし得るのです。

はじめよう、やめよう

少なくとも、ITサービスの利用者側の人間(提供側も公私ともに、他社のサービスを受けることの方が多いと思う)は、どんどん何かをはじめて、やめていったらいいと思う。カジュアルにITの海に自作のイカダを流して、うまく行かなかったり飽きたりしたらどんどん次の事を考えて楽しんだらいいと思う。さらに言えば、サービス提供側に、目に見えない廃墟をリソース化する試みがそのうちあっても面白いと思う。

問題は

ブログ記事のタイトルを記入してからここまでのたかが数100文字程度のテキストを書くまでに、書いては放置し、他のことをやって飽きては書いて、結局3日目になろうとしているところですね。復活します!って書いた次の投稿がゼロのブログを山ほど作ってきた復活宣言と放置のベテランであることを自認しているものの、復活宣言を書いている途中で力尽きたことはさすがになかったしひどすぎる話です。日々更新しても何の苦にもならないところまで定型化できて、地域情報をキュレーションし続けていられるのが公式twitterまとめサイト作成マップ作成(foursquare)ですが、押入れを開けると登録したまま行き場を失ったアカウントが山ほど崩れ落ちてくるのでしょう…。

 

取り急ぎ、ブログの、復活宣言でございました。まる。

とりとめもなくサンプル画像。稲田堤探訪。